mutakoba@大仏です。
首都圏を襲った雷雨も落ち着いた午後九時。
会社を後にし、川崎駅に向かい南武線に乗り込む。
いつもの車両。
7人掛けのシートには男性2人と女子高生4人が座っていました。
座れる分のスペースはなかったものの、
“お!こりゃどこかの駅で座れるかな?”と思いながら
男性2人と女子高生4人の間くらいに立つことにしました。
発車3分前くらい。
50台くらいの、いい年のでっぷりとした男性がワタスの近くにやってきて、
女子高生に言いました。
「おい、ここは7人掛けのシートだろ。もっと詰めてくれよ。」
若い女子高生4人はは楽しそうに話しながら、少し詰めました。
ワタシには聞こえませんでしたが、
おそらく、そのうちの誰かが男性に対して文句を言ったのでしょうか?
この男性、どうやらそれが気に食わなかったらしく?
「席を譲ってくれって言ってるのに“バカヤロー死ね”か?」と
と女子高生を怒りはじめました。
「そんなこといってませんよ」
と女子高生はその男性のために、席を詰め座らせました。
と、ここまではまーわかる話です。
席について少しした頃。
ワタスの隣に立っていた方が携帯を取り出して、折畳式のそれを開きました。
初期設定そのままの感じで、電子音が鳴りました。
シャリーン
隣の男性は少し画面を確認してから、携帯を閉じました。
シャリーン
すると、席についた例の男性が、スクッと立ち上がり、
その男性の前に顔を突き出し、
「おい、電車のなかではマナーモードだろ?音を完全に出さないのがマナーモードだ。音を出さないようにしてくれ。」
とまたまた文句。
隣に立っていてダヴィンチコード読んでたワタスでさえ、気にならないような些細なこと。
そんなことを指摘する男性に対して周囲は呆れた視線を投げかけていました。
もちろんワタシもその一人です。
さらに驚いたのが座ってからの男性の態度。
中年大仏のその男性、足をドーンとおっぴろげて座っております。
まるで席を譲ってもらったって感じがしないのですね。
失礼な奴だなー。
さらにさらに、ゴホゴホと咳をし始めた男性。
他人にはあれほど、マナーを厳しく指摘していたのに、
自分が咳をしても、ハンカチで口を抑えることもしない。
さらに、回りのことも考えず首をグルグル回しはじめて。。。
これくらいになると、呆れが怒りに変わりました。
マナーって、個人のためにあるのではなくて、公共のためにあるもんでしょ?
個人のマナー指摘して、公共のマナーを乱して、アンタいったい何してんのよ?
男性は武蔵溝ノ口で下車しました。
登戸駅で降りるとき、前に座っていた二人の男性が
「あーいうのは一緒に仕事したくねーな」とぼやいてまして、思わず握手しそうになりました!
さて、本当のマナーってなんだ?
ち~ん。